導入事例・制作実績
広島の3人制プロバスケットボールチーム 「スリストム広島」のホームページ制作とDX推進を支援
広島初の3人制プロバスケットボールチーム・スリストム広島の公式サイトリニューアルを支援しました。ファンに届くWebサイト制作と、データにもとづくデジタルマーケティングで、ファンのLTV(顧客生涯価値)を高めるDX推進に取り組んでいます。
WORKS
サイトを訪れた人が、予約の手前のページまで迷わず届くこと。そのための改善の記録です。
ある宿泊施設。Webサイトをつくり直した前と後を、GA4の実数で見ています。
(実データ・匿名掲載)
この事例は、お客様への配慮から、施設名・所在地・ロゴ・URL・固有の写真は伏せています。数字と期間は、定義を確かめられたものを、そのまま載せています。そこが、信頼の核だからです。
国内外から宿泊客が訪れる施設です。
Webサイトは長く運用されてきて、写真も情報もひと通り揃っていました。アクセスも、月に2万PVを超えています。数字だけ見れば、とくに困っているようには見えないサイトでした。
ただ、数字を細かく見ていくと、ひとつ気になることがありました。
訪れた人の半分以上が、最初のページだけを見て離れていきます。全体の直帰率は54.0%。とくに、検索から来た人ほど早く離れていました(自然検索の直帰率 43.7%)。
人は、来ている。けれど、予約までは届いていない。
足りなかったのは、集客ではありませんでした。来てくれた人が、行きたい場所まで迷わずたどり着けること。必要だったのは、そちらのほうでした。
訪れる人は、いました。けれど、予約までは届いていませんでした。
ここで人を増やしても、迷ったまま離れていく人が増えるだけです。入り口を広げるより先に、入ってきた人の道を整える。順番は、自然とそちらに決まりました。
多言語対応も、同じ見方で考えました。一部の言語だけを丁寧に訳すか、精度は譲っても多くの言語に入り口を開くか。海外から訪れる人の顔ぶれを見れば、「まず自分の言語で読める入り口がある」ことのほうが先でした。訳文の精度が人の手にかなわないことは、承知のうえです。これは、お客様である施設自身の選択でもありました。
やったことは、派手ではありません。
どれも、小さく。一度に作り変えるのではなく、効くところから順に手を入れていきました。
How — どう改善したか
成果が動いた背景にある層を、手を入れた分だけ並べます。◎ は、この案件で成果を動かした取り組みです。
◎ は、この案件で成果を動かした取り組みです。
Result — 何が変わったか
リニューアルの前と後を、GA4の実数で並べます。良い数字も、そうでない数字も、そのまま載せます。
GA4 実数(2025年11月(単月) → 2026年3月(単月))
| 指標 | Before | After | 変化 |
|---|---|---|---|
| PV | 22,004 | 25,978 | +18.1% |
| アクティブユーザー | 6,464 | 7,305 | +13.0% |
| 全体の直帰率 | 54.0% | 44.6% | −9.4pt |
| 自然検索の直帰率 | 43.7% | 25.9% | −17.8pt |
数字を見ていくと、ひとつの動きが浮かびます。来てくれた人が、最初のページで離れにくくなった、という動きです。検索から来た人の直帰率は17.8ポイント下がりました。最初に引っかかっていた「来た人を案内できていない」が、ここで動き始めています。
だから、この数字を「成功」とは言い切れません。良い変化は出ています。それが本当に続くかどうかは、これから何ヶ月も見て、はじめて分かることです。
数字を見続けていると、少しずつ見えてくることがあります。
集める前に、届くようにすること。この順番が変わるだけで、サイトの役割も変わり始めました。大きく作り変えなくても、入ってきた人の道を整えれば、数字は動きます。
そして、もうひとつ。一度動いた数字を、そのまま信じきれない、ということ。いま見ているのは、季節をまたいだ同じ月どうしの比較(来年の11月)、予約手前への到達が定着するか、一時的に減ったかもしれない自然検索の訪問者が戻ってくるか。良かった数字ほど、続くかどうかを疑いながら見ています。
このサイトは、納めて終わり、ではありません。いまも毎月、数字を一緒に見ています。
その場で「良くなりました」と言うことよりも、「良いままか、もっと良くできるか」を見続けること。成果は、一度では決まりません。だから、続けて見る人が要ります。
もし、あなたのサイトにも、人は来ているのに肝心のところまで届いていない感覚があるなら。あるいは、作ったきりで、伸びているのか衰えているのかも分からないままなら。