【広島 観光 宮島】人間味のある表情が魅力的!人形作家、辻村寿三郎さんの世界

こんにちは、ひろぱか編集部のTantanです。
先日訪れた宮島の大聖院で、人形作家の辻村寿三郎さんの人形展を拝見しました。
NHK「新八犬伝」の人形を作った伝説の人形作家
辻村寿三郎さんは、日本を代表する人形作家です。
昭和50年頃に制作されたNHKの「新八犬伝」という人形劇では、個性豊かで活き活きとした人形たちによる物語が大人気だったそうです。
その後も数々の人形を制作され、人形だけでなく衣装デザインなども手がけるアーティストとして活躍されています。
幼いころに親しんだぬいぐるみも実はこの方の作品
大変活躍されている人形作家さんで、作品集なども多数出版されています。
なんと私の実家にもありました!辻村寿三郎さんデザインのぬいぐるみの本が!
それを見て母が作ってくれたクマのぬいぐるみも、よく覚えています。
かわいいだけじゃなく、どこかとぼけた表情がユーモラス。
この「こぐまのコロスケ」は、幼いころの私のお気に入りでした。
宮島の地で、平清盛にまつわるストーリーを語る人形たち
今回宮島の「平清盛公生誕九百年祭」に合わせ、平清盛と平家物語の登場人物が多数展示されていました。
ひとつひとつの人形たちが豊かな表情をもっていて、その迫力に圧倒されます。まるで漫画のキャラクターのように個性が豊か!
胸を張ってキリッとした姿勢の人形もいれば、猫背だったりダラっとしていたり。それぞれが全身で物語を語っているようでした。
酔っていかにもだらしなく座っている平安貴族の人形がいて、個人的にツボにはまりました。
ユーモラスだったり迫力があったり、人間味のある表情がとても魅力的で、生で立体で見ることができたのは幸運だったと思います。
この展覧会は、宮島の大聖院で5月20日まで開催されているそうです。入場料は無料でした。
ぜひ足を運んでみてください。
また、三次にある辻村寿三郎人形館でも作品が公開されているようですので、私もいつか行ってみたいと思います。